B01 測定をしよう!

室長:今回から測定編だ。インパルスレスポンスを測定してその結果を利用してフィルタを設計するのだ。

助手:測定なしではダメですか?

室長:たしかにベテランの中には測定なしで聴覚だけで素晴らしい音に調整できる達人もおる。だがそんな能力がない一般人は測定無しでマルチアンプの調整は難しいのだ。そこで測定だが、厳密な測定ができなくても調整の参考になるのでマルチアンプではなくてもぜひ測定をしてみて欲しいぞ。

助手:測定法には色々ありますが、どんな方法を使いますか?

室長:この研究室ではメリットの多いインパルスレスポンスの測定を行うぞ。

助手:わかりました。ARTAとかを使っていくんですね。早速Windowsマシンを調達してインストールしましょう。

室長:ちょっとまった。確かにARTAは優れた測定ソフトだ。高性能で使い勝手もよい。値段もそんなに高くない。だが今回はLinuxでフリーソフトで自分で計算するぞ。

助手:え~。そこまでこの研究室の予算は足りないのですか?それにインパルスレスポンスの測定って難しく無いですか?専用の測定ソフト無しでできるんですか?

室長:そうではない。ARTAは確かに優れていて測定をしたい人には自信を持っておすすめできる。だが今回はbrutefirによるマルチアンプのための測定をしたいのだ。このためにはbrutefirをインストールしたlinuxマシンと測定用のWindowsマシンの2台が必要になり煩雑だ。linux上で測定できればパソコン1台ですむので楽ちんじゃ。

助手:結局予算の問題じゃないですか?

室長:それだけでなく自分でインパルスレスポンスを測定すればデジタル音響処理についての理解も深まるというものだ。それに計算はoctaveがやってくれる。では次回は必要なソフトをインストールして測定の準備をするぞ。

2012年12月21日

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