C04 再生専用PC

室長:では再生専用PCを作っていこう。

助手:VoyageMPDとかVortexBOXをつかうんですよね。

室長:うむ、それでもよいがその前に練習のためにワンクッション入れよう。使い慣れたUbuntuでためしに再生専用のPCを作ってみよう。今回はあまりチューニングせずに安定動作を目指していくぞ。まあ細かいチューニングを聞き分ける耳がないのは内緒だ。

助手:方針をお願いします。

室長:ノートパソコンを使用して、Xwindowは入れずにCUIでゆく。フィルタの設計が済んでいればもうGUIはいらん。リッピングは他のPCに任せることにする。まあいつも通り適当にやってみて問題が出れば対処しよう。

助手:相変わらずいい加減ですね。

室長:ではとりあえずUbuntuServer12.10をインストールしてみよう。べつにArchLinuxでもよいのだがUbuntu Desktopで音が出てるのが確認済みなのでトラブルがあったときに分かりやすいからな。

助手:早速今まで使ってきたノートパソコンにUbuntuSerever12.10をSSHサーバーのみ指定してインストールしてみました。

室長:最初にアップデートを忘れずにな。アップデート後に必要なものをインストールしていくぞ。

sudo apt-get install alsa-utils mpd brutefir

助手:できました。とりあえず内蔵スピーカーから音が出るか確認してみます....出ませーん!

室長:あわてるな、UbuntuServerの場合には一般ユーザーの権限では音が出ないのだ。sudoでやってみてくれ。

助手:今度は音が出ました。

室長:これでは面倒なので/etc/groupを編集してユーザーをaudioグループに追加しといてくれ。これでloginしなおせば大丈夫だ。次はmpdとbrutefirの設定を今までどおりにやってくれ。出力はHDMIで大丈夫なはずだ。

助手:bind_adressのコメントアウトも忘れずにと。これで再起動すれば大丈夫ですね。では再生してみます。 ……しょっちゅう止まってしまい不安定です。これでは使い物にならないじゃないですか。

室長:サーバーで使っているカーネルは設定がデスクトップ用とは微妙に違っていて音楽再生には向いていないのだ。12.10では今のところリアルタイムカーネルが選べないのでlowlatencyカーネルにしてみよう。

sudo apt-get install linux-lowlatency

これで再起動すれば良い。一応再起動後に uname -r でlowlatencyカーネルが使われていることを確認しといてくれ。

助手:今度は安定して再生しています。 ….あれ、再生が止まってしまいました? 一定時間で画面が消えると同時に止まりノートパソコンのふたを開けると再生が始まります。まるでオルゴールですね!?

室長:HDMIから音声を出力していると画面が停止すると音声も止まってしまうのだ。普通にUSBから出力していればこんなことはない。だがこれでは困るので画面が停止しないようにしておこう。/etc/rc.logalを編集してexit 0のまえに一行、

setterm -blank 0

を追加しといてくれ。これで画面が消えなくなってHDMIからの音声も止まらなくなる。

これでとりあえずは大丈夫だな。では次回は音質のチューニングではなくて便利に使うための設定をしていくぞ。

2013年2月24日

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