D06 ツィーターの追加

室長:さて、安価なフルレンジユニットでは大抵の場合高域が出てない・または出ていても荒れている。これはいくら工夫してもどうにもならない。素直にツィーターを追加するのが良い。

助手:ツィーターにはホーン、ドーム、リボン、材質にもいろんな種類がありますがどれを選べば良いのですか?

室長:好きなものを選べば良いのだ。好みと予算で決めてよいぞ。なぜなら小口径フルレンジをミッドレンジとして使うのでクロス周波数の設定はかなり自由になる。2kHz~10kHzくらいの間ならどこでも良い。要するにドームでもホーンでもリボンでも大抵のツィータを使うことが出来る。能率もマルチアンプなのであまり気にしなくても良い。

助手:そうは言っても初心者にはどれを選んだら良いか分かりませんよ。

室長:そうだな。使いたいユニットがあればそれを使えば良い。何が良いか分からなければとりあえずソフトドームの安価なものを使えば良い。ペアで6千円くらいでも何種類もある。予算があればScanspeakやSEASの上級機種を買えば高級スピーカーに負けない音が狙えるぞ。

助手:ドームツィーターの大きさには何種類かあるようですがどう違うのですか?

室長:単純に言えばボイスコイルの口径が大きくなれば、耐入力が上がる・低域まで使える・高域は伸びなくなる・高域の指向性は狭くなる、といったところかな。もちろん例外はある。ボイスコイルが小さくなるとこの逆になる。あと少し前に流行ったリングドームツィータは同口径の普通のドームに比べて高域が伸び、指向性は狭くなる。もし初めての自作ならば20mmのソフトドームで良いだろう。指向性が広いので2等辺三角形の頂点で聞かなくても高域があまり落ちないし、セッティングもシビアにならない。

助手:ツィーターはどうセットするのかも教えてください。

室長:本当はツィーターボックスを作った方が良い。しかしとりあえず試すのならば板をL字型にしてフルレンジのboxの上に置けば良い。特性が少し乱れるがツィーターの効果を見るには充分だ。

助手:あとは測定して適当なクロスを設定すればOKですね♪

室長:フルレンジ側の高域をカットするのを忘れずにな。フルレンジをスルーのままツィーターをプラスすると互いの高域が干渉して設定が難しくなるからな。

2013年4月2日

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