D07 ウーファーの追加

室長:今度はウーファーを追加して3wayを完成させよう。

助手:ではウーファーの選び方をお願いします。

室長:ウーファー選びの最大のポイントは口径だ。中域がフルレンジなのでクロス周波数に自由が効く。10cm~38cmくらいまで好きなものをを使えば良い。ただ口径が大きいほど低音再生に有利だが箱の工作が大変になり置き場所も問題になる。初心者ならば小さめのウーファーが良いだろう。15cmくらいのウーファーを数リットルの密閉箱に入れれば良い。これでも6畳程度の部屋で爆音派以外には十分な低音が得られる。容積はWinISDで目安をつけて作ると良いぞ。

助手:小さな部屋に大きなウーファーを入れるのはダメですか?

室長:そんなことはない。好きにすれば良い。ただ小さな部屋ほど小さなウーファーで十分な低音が得られるのであまり必要ないがな。ちなみに部屋が小さいと低域が再生できないと勘違いしている人がいるが6畳の部屋でも20Hz再生は十分可能だ。それよりも近所迷惑にならないかの方が重要だ。

助手:箱を作るときの注意点を教えてください。

室長:とりあえず頑丈でしっかりした箱を作ることだ。少々箱鳴りしても中高音の方に振動が伝わらないようにすれば大丈夫だ。吸音材も適当で良い。面倒なら無しでも構わん。箱の共振周波数が大抵の場合ウーファーのカットオフ周波数より上なので音色にクセが付くようなことはあまりない。吸音材の詰め方で低域特性が変わるがどうせ測定・補正するのであまり気にしなくてよい。箱の材質も安いもので充分だ。中高音部の材質のほうが音色に対する影響が大きい。

助手:それでは測定・調整方法をお願いします。

室長:まずクロスの設定だが、200Hz以下ならタイムアライメントを調節すれば中高音とある程度離して置いても大丈夫だ。VividAudioのGIYAなんかはサイドの下にウーファーがついているが220Hzクロスで定位に問題ない。400Hzとかにするならウーファーと中高音はなるべく近づけた方が良い。

次に測定・調節だがウーファーの場合には部屋の影響を除いた測定は困難なので実際の場所に設置してリスニングポイントで測定補正すれば良い。無響室で測定して補正フィルタを作り、次にリスニングポイントで測定し補正フィルタを作ってフィルタを2重にかけるのといきなりリスニングポイントで測定して補正しても結果は同じになるのだ。

あとはどの周波数まで補正するか、ローカットをするかは聞く音量やウーファーの能力で変わってくる。爆音はならばローカットをすればウーファーの口径が小さくても音量をあげられる。

助手:これで3wayスピーカーが完成しましたね。こんな適当な工作で大丈夫ですか?

室長:これで十分良い音がでるのだ。次回はスピーカー自作のまとめだ。

2013年4月5日

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