I01 VoyageMPDの特徴

室長:今回は「C.再生ソフト設定編」の続きだ。前回はUbuntuのデスクトップ版とサーバー版を使ったが、今度は音楽再生用として評判の良いVoyageMPDをつかってみよう。

助手:VoyageMPDは組み込み用のLinuxのディストリビューションVoyageLinuxの音楽再生用ですね。これはちょっと難しくないですか?

室長:その通り、VoyageMPDは組み込み用なので一般ユーザーが設定を変更しやすいようには出来ていない。本来は組み込み機器開発者が設定をしてユーザーはそのまま使うことが想定されている。これを一般ユーザーが設定しようとすると難しくて当たり前だ。組み込み用Linuxの難しさをLinux一般の難しさと勘違いしている人がいるようなのが少し気になるな。

助手:確かに電子レンジは誰でも使えますが電子レンジの制御プログラミングはだれでも出来るわけではないですね。VoyageMPDも設定済みのものを使うだけならすごく簡単です。

室長:最近発売されたPCオーディオの本でLinuxはマニア向きと書いてあったがそんなことはない。ワシの経験では単純なビットパーフェクトで再生するだけなら

簡単

Ubuntu(デスクトップ、MPD)
Windows(foobar ASIO or WASAPI排他モード)
Ubuntu(サーバー,MPD)
VoyageMPD

難しい

Macは使ったことないの知らないが、Windowsのほうがわけが分からん。Ubuntuデスクトップならば以前に書いたように超簡単にビットパーフェクトで音をだすことが出来る。それに音だって決して悪くないぞ。PCオーディオの入門としてはUbuntuデスクトップが一番のお勧めだな。いきなりVoyageMPDをインストールしようとしてLinuxは難しいなどと言われても困ってしまう。

助手:じゃあVoyageMPDのメリット・デメリットは何ですか?

室長:メリットは軽量で起動が早い。音質も評判が良い。組み込み用なのでファイルシステムは基本的にリードオンリーなので終了時にいきなり電源を切っても大丈夫。同じ設定で多数のコンピュータにインストールするのが簡単などだ。
デメリットは他のOSとの共存があまり考えられてないのでインストールでトラブルが起きることがある。GUIがないので初心者には設定が難しい。などだな。

助手:Ubuntuサーバーをカスタマイズすれば十分な気がしてきました。

室長:そうは言ってもVoyageMPDをやりたがる人は多いからな。次回は実際にインストールしていこう。繰り返すがもしLinuxを使ったことがないのならUbuntuデスクトップをインストールしてPCオーディオをやってみてくれ。Voyageはその後だ。

2013年5月4日

次ページへ

目次へ